最近読んでおもしろかった漫画
私はキャラと世界観で舞台を大好きにさせておいてクソ理不尽な悲劇に突き落とされるのが大嫌いです。ニーアオートマタみたいな。
でも大体そういう作品は面白いので「いい意味で最悪」って呼んでます。
宝石の国もその系統で、きれいな世界できれいなキャラが仲良くやってるところに突然世界がひっくり返る絶望感。
主人公のフォスフォフィライトはだめだけど素直ないい子なので、彼と仲間の掛け合いをその時まで純粋な気持ちで楽しんでください。
あと是非アニメから入ってください。アニメは辛くなる前に終わるのですが、完成度が良いのでキャラにも世界にもより感情移入できて、後から漫画のしんどいパートを読んだときにもっと最悪な気分になれます。
絵の癖が強すぎるから漫画からだと入りづらい説もあり。
少年のアビス
家庭が終わってるど田舎の男子高生が元アイドルお姉さんと先生と同級生とぐちゃぐちゃになる話。
後味悪さと息苦しさを煮詰めて固めたみたいな最悪な漫画です。
最近の漫画って修行パートとか導入とかエモさ増幅パートを省きがちですよね。その分テンポが良くなるし、他のことがしっかり描かれる。
この漫画もそのご多分に漏れずなのですで浅いといえば浅いのですが、その分わかりやすいキツさが味わえます。
昭和の中坊
下ネタてんこ盛りの馬鹿な中学生の話です。生徒会役員よりも下セカ寄り。最高にバカです。舞台が昭和でネットも携帯もない中、中学生がエロに触れるための涙ぐましい努力を描かれます。
作画の吉本浩二はツイでバズってた小遣い制夫漫画の人なんですが、迫真顔のキチガイを描くのがすごくうまくてすごく好きです。
kindle unlimitedで無料ですが、入ってなくても買う価値はあると思います。
後日談を描いてる漫画もあります。ちょっと毛色は違うけどそちらもおすすめ。
しっぽの声
動物の保護やペットビジネス、殺処分問題を描かれた漫画。
私も獣医師とは言ってもこういう問題とは分野が違うのですが、人と動物の関係をよりよくするという獣医学共通の原点を思い出させてくれた作品。
申し訳程度の獣医要素。
- 発売日: 2017/12/27
- メディア: コミック
ねこ